受験奮闘記 ~小6からの中学受験~

様々な中学受験があります。今回は、6年生になるときに受験勉強を始められた生徒さんのお話です。

その生徒さんの入学は小5の途中。中学受験はご予定になく、受験されないクラスにご在籍でした。そして、小6になるタイミングで、「中学受験をしたい」とのお声をいただきました。手始めにやってみた模試の過去問は8点。点数だけを見れば散々ですが、難解な中学受験の内容であるにもかかわらず惜しい答案が見られ、また、時間配分のミスもあり、悪くはないという印象でした。

 おとなしい生徒さんで、極端に負けず嫌いというわけでもありませんでしたが、淡々と自分のペースで必ず疑問を解決していかれました。そして、その後の模試の過去問では、回数を追うごとにじわじわと結果が出始め、そのじわじわとした成長のまま夏を迎え、秋を迎え、入試当日を迎えます。

 入試の結果は、「常翔学園中学」に特待付きでの合格。お見事でした。しかし、実質1年の受験勉強で、かなりポイントを絞った学習に終始したところがあります。ですので、最後の懇談では「まだ発展途上で、伸びしろがたくさんあります」とお伝えしたのを記憶しております。現在は部活に学習にと非常に高いレベルでがんばっておられると常翔学園の先生からお聞きしております。

 受験には様々なケースがございます。先述のように、1年の学習で志望校へ特待合格される生徒さんもいらっしゃいますが、学習はとてもタイトになります。また、「とりあえず合格」ということが優先されると、入学後の学校生活のイメージが後回しになりがちで、そうならないようなお話が必要なケースもございます。

 どんなケースでも、志望校のレベルとご本人の現状学力、そして残された時間を計算に入れて、受験までの道のりを組み立てていく必要があります。また、合格まではもちろん、合格してからの学校生活までを含めて考え、成功かどうか判断していかねばなりません。

 友学園では、様々な中学受験のお話しをさせていただいております。ご興味がありましたら、どうぞお気軽にお声がけください。

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