友学園
ジャガータウン教室
守口市佐太東町2-9-10
ジャガータウンイーストビル3F
●模試の季節です
2学期になりました。生徒さんの間でも学校行事の話しで盛り上がっています。学校生活が充実したものであることは何よりです。いっぽうで、受験生にとっては模試の季節になります。中学受験生も例外ではありません。1学期にも実施されてはいましたが、2学期の模試は重要度が異なります。2学期に複数回ある模試を通じて、“現実”が見えてきます。
●結果を正しく受け止める
模試の結果により、自分の位置づけを数値で見ることができます。偏差値というものです。おおよその、合格できるレベルにある学校を知ることができます。思い描いた志望校に手が届きそうか否かを知ることになります。直視しなければいけない場面です。ただ、模試には見方があり、間違った捉え方をすると、可能性は十分あるのにあきらめたり、逆に反省点があるのに油断したりと、重要なメッセージを見落とすことになります。友学園では、模試結果の詳しい見方は必ずフィードバックの際に触れております。せっかくのデータですので、正しく利用したいと考えています。
●したたかになることも必要
平均点を取ることができれば偏差値は50。平均点を上回れば偏差値は55、60、65と上がっていきます。教科によりますが、模試の平均点は30~50点くらいであることが多いです。差をつけるためのテストですので、難しい問題はかなり難しくなっています。安易に難問に手を出すと、時間を要したが正解しないということになり、大崩れとなる場合があります。そうならないためにも、どの問題から先に解くかという「したたかさ」も必要になってきます。取れるところを見極めて、選択した問題を着実に点数に変えていく上手な進め方ができるかどうかで、同じ実力でも結果に差が生じてしまうのです。
●自分の得手不得手を知ることも大切
模試の問題は、がんばれば100点取れるという作られ方ではなく、先にも述べましたように、差をつけるための作られ方がなされています。例えば80点ほど取れば、だいたいの上位校には合格できることを示す偏差値がつきます。ですので、自分の得手不得手を知っておき、したたかな判断を持って問題を選択し、テストに挑む必要があると考えます。せっかくの模試です。友学園ではこうしたことを指導する機会としても利用しております。そのためには講師が変わらないことが前提となります。このあたりが、講師が一定しない個別指導では中学受験の対応が難しいと言われる理由にもなっています。
●今年の受験生に合ったやり方で、新しい成功を積み重ねていきたい
同じことをやっていれば同じような成功があるわけではありません。ですので、毎年異なる受験生を相手に毎年恒例の指導をしてはいけないと思っています。今年の生徒には、今年の生徒にあったやり方で新しい成功を積み重ねていきたいと思っています。
ただ、生徒の可能性は想定を超えてくるものです。昨年の6年生と一昨年の6年生に、中学受験生を対象とする「駸々堂模試」において100点を取る生徒さんがいらっしゃいました。教科は算数です。本当に難しい問題が出題されるテストです。毎年異なる生徒さんに合った指導を心掛けていたとはいえ、やはり好結果の最大の理由は、この2人が本当に優秀だったということだと受け止めております。子供たちには内に大きな可能性を秘めているということを改めてを感じずにはいられない経験でした。