中3生2学期のお問い合わせ

 いよいよ2学期です。高校受験を控える中3生の皆さんは部活の引退も迎え、受験モードに突入するころかと思います。

 そんな中3の2学期に、入学希望のお声をいただくことがあります。この時期からの入学。残りの時間を考えると、やみくもにがんばるだけではなかなか結果につながりません。学習のコツやノウハウをはじめ出題傾向や受験情報から、残された時間を有効活用していくことが大切です。そうした意味で学習塾が役立ったエピソードをご紹介します。

 バスケ部という忙しい部活に所属していた生徒さんです。夏休みに部活の最後の大会を終え、2学期、学習に熱を燃やしていました。ある日のこと、自習に来て数時間ほど数学の問題を解き、「先生、見てほしい」とやりきった表情で声をかけてきます。添削してみると、お見事正解です。

 しかし、苦労して解いていた問題はあまり出題されない問題で、なおかつ、ある解法を知っていればもっと効率よく解ける問題でした。すぐに声をかけ、褒めるいっぽうで、「やみくもにがんばるのではなく、考えながらやっていこう」と気づいたことを伝え、話し合いました。ちなみにこの生徒さんは、その後、上位の公立高校に合格されています。

 受験生は学力・体力・情報・精神力といったいくつかの要素をバランスよく意識し、成長させていく必要があります。先ほどの生徒さんのケースは、学力向上を考えるあまり、出題傾向の分析や解法の予習を疎かにしてしまった一例です。時間は有限。こうした情報はとても大切です。

 他にも、
  ・頻出する問題から重点的に解く。
  ・同じような考え方をする問題をまとめて学習する。
  ・学ぶ順番を調整し、理解するための下地を築く。
  ・忘れやすい暗記単元の復習を徹底する。
  ・理解が深い単元では演習を中心にし、苦手と感じる単元では解法に時間を割く。
 こうしたコツやノウハウを得ることも塾を利用する上での大きなメリットです。効果と効率を上げるための知恵や工夫、それがコツやノウハウと呼ばれるものの正体です。

 受験生を毎年見ていると、予想していた以上に優れた結果を出してくる生徒さんが必ずいます。詳しく聞くとアドバイスを自分なりに有効なものにできていることに気づきます。「よく出ると言っていたから」「勘違いしやすいと聞いていたから」と、解法だけではなく、注意点やポイントなども気を付けて、素直に実践していました。

 経験上、高校受験においては、努力は裏切らないと感じています。これは逆を言うと、努力なしに、コツとノウハウだけで成功できるものではなく、やはり、受験生は努力する時間を送らねばならないものだと考えます。その際、時間は無限にあるわけではないということを忘れないでください。受験情報やコツやノウハウを武器にして、受験をすこしでも有利にできるような、うまい勉強のしかたを見つけてほしいと思います。そして、わたしたちは全力でそのためのお手伝いをしたいと考えております。

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